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2009年6月13日 (土)

お勉強も大事みたいです せ・ら・ぎ・ね・ら

 お勉強なんて堅いことは言いません(好き勝手書くことができるブログにまでお勉強なんて~)。でも好きな子のことはいろいろ調べたくなる、そんな感情で、管理人も「お勉強」ということにしてイワヒバ子ちゃんのことを調べちゃえ、というノリで新しいカテゴリーを作ってみました。でも、管理人あかぴょんは、大学の農学部のような場所で専門的に”植物”を学んだ訳でもなければ、園芸や造園等の仕事をしている訳でもありません。趣味ではまっているだけです。最近ではストーカーという言葉もあるみたいですね。なので、片思いな管理人のメモ帳程度で書いていく予定です(続くかどうかも分かりません)。私が勘違していることや、違う説もいろいろあると思いますので、これを読む方がいらっしゃいましたら、そいういった前提でお読み下さいませ。

 イワヒバ子ちゃんを世界共通語で表すとSelaginella tamariscina (学名)だそうです。無理に日本語にしてみれば、せらぎねら・たまりしな、でしょうか。ちなみに、この「巻柏酔い」のHPのURL (http://selaginella.cocolog-nifty.com/blog/) にも selaginella が含まれているのはそういう意味なのです。
 私が好きなイワヒバ子ちゃんは、イワヒバ科イワヒバ属に分類されるそうで、この仲間には他にもカタヒバ、クラマゴケの仲間が含まれるそうです。たしかに葉のつくりが似ていますねぇ。
 観葉植物のコーナーに西洋イワヒバという名前(あるいは”セラギネラ”というそのままの片仮名で)の植物が売られているのを見かけました。セラギネラという名前そのものは属名なので、種の名前ではないはずですが、セラギネラの仲間ということでそのまま流通してしまっているようです。ちなみにこの西洋イワヒバ(セラギネラ)は、葉肉が厚く、深緑からライムグリーンのバリエーションがあるようで葉に光沢感があり、クラマゴケ系のように伸長するタイプのようです。が、やはり私は、放射状に葉が展開し、根塊が年月と共に立ち上がるイワヒバ子ちゃんが好きでして、しかも、紅葉や葉の形にワビ、サビを見いだして愛培する文化をつくった日本人のDNAが宿っていますので、今後もイワヒバ子ちゃん(Selaginella tamariscina)に熱いエールを送ります。

 世界共通語のSelaginella tamariscinaで学術論文の検索(PubMed)をかけてみました。その結果によると1996年から2009年までの間に27報の論文の情報が出てくるのみでした。一方で、たとえばイネのように、ゲノム情報やらなにやら学問がとっても進んでいそうな植物を、同じように検索をかけると1935年に始まって今日までの間に12,565件の論文の情報が出てきました(検索結果は、2009年6月12日時点)。
 単純な比較をしてはいけないかもしれませんが、人類の食料問題にも直結するイネに関しては、研究対象として大変重要な植物であることや、また品種改良や生理活性も含め、研究テーマも豊富でかつ研究人口も多いということなのだと思います。かたや、イワヒバは本邦において、園芸直物として何百年もの間、愛情と心血が注がれているにも関わらず、研究が進んでいないということになります。う~~ん、もったいない。食料になる植物ではないかもしれませんが(確かに美味ではなさそう)、江戸時代から続く無形文化財産として、日本政府が補助金を出して、もっともっとイワヒバ子ちゃんの研究を進めても良いのではないかと思っちゃったりしているのです。
 さて、ではこの巻柏(イワヒバ)に着目した数少ない27報の論文は、日本人が投稿したものかというと、どうもお隣の中国の研究者(研究機関)が殆どのようなのです(これには本当にびっくり)。日本でもなく、ましてや研究が盛んなアメリカやイギリス、ドイツ、フランスなどでもないのです。そしてその中身はというと、頭の足りない私がざっと見る限りでは、中国の薬草(Chinese Herb)の1つとして取り上げられており、イワヒバ抽出物のヒトに対する医療的利用の試験成績や、薬草としての構成成分の解明が殆どなのです。
 私としては、イワヒバ子ちゃんを漢方薬として利用することではなく、イワヒバ子ちゃんの生活や行動を知りたいのです。なぜ、日照斑が出るの?、どういう条件でより鮮やかな色彩が出るの?、各葉性をコントロールしている情報はないの?などなど。ある大手企業が、青いバラをつくるために長い年月をかけてついに成功させたように、どなたか専門知識を持った方や、イワヒバにベタぼれしてしまった大富豪様が着手してくれないかなぁ、、等と思っていたりしています。
 私のうっぷんを、ちょっとは解消してくれそうなこととしては、欧米の大学や研究機関を中心として「Selaginella Genome Project セラギネラ ゲノム プロジェクト2002~」なるものが立ち上がっていることです。イワヒバ子ちゃん(Selaginella tamariscina)については取り上げられてないみたいですが、同じ仲間のselaginella属のゲノム解読がすすめば、イワヒバ子ちゃんのプライベート情報がばれちゃう(?)日も近づくのかなぁとにやにやしているのです。 

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