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2017年6月16日 (金)

麗峰 6月 (2017)

怒濤の仕事が一段落ついてやっと自宅のPCに向かい合うことが出来ました。

さて再開第一発目は、「麗峰」で。

 今日のお話は「物申す!」的な記事ではございません。「こんな話を耳にしますよ。」という、参考情報程度にお読み頂ければ幸いです。

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 この写真は2010年10月下旬の全国展で展示されていた(確かその時の小物の部の特別最優秀賞であった)「麗峰」です。
 「麗峰」は、あの「富士之華」が常葉のみになった変化種といわれ、親譲りのあの透き通るようなピンクがかった斑を深く表し、秋になると「富士之華」同様の美しい紅葉を表すことから、高級イワヒバの位置づけであると思います。

 巻柏仙人様HPの品種の画像紹介の「麗峰」の説明によりますと、幼苗時には元気に育つのに、ある程度成長してくるとつむじを曲げて傷みが生じ、なかなか大株になりづらいといった特徴が記載されています。

 斑がのりやすく美しい、ということは、日に弱く傷みやすい、ということでもあり、この「美人薄命」な特徴がより高級感に一役買っているように思います。私も教科書的にそのように認識していますし、ベテランの方からも、「麗峰」は弱くて気むずかしいというように伝え聞いております。上の写真の株は、そのような美人薄命な「麗峰」かなと思っています。

 10年くらい前でしょうか。その頃にはもう「西の麗峰」という言葉が使われていたように思います。最近も交換会などでベテランの方が「西の麗峰だから、幾分強いよ」と話しているのを耳にいたしました。
 関西や東海エリアで見られる「麗峰」が、前述の「麗峰」の特徴と違うという認識が出始めたのだと考えています。

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 こちらは、浜松のある大ベテランの方のお棚にて、私が撮影した「麗峰」の写真です。2011年9月の撮影です。見事な株立ちで40年以上?は経過していそうに見えます。
 外見としては、いわゆる「富士之華」系の斑を出しておりますが、小葉~中葉で頭(芽)の直径が小さく、頭(芽)自体も分けつ発芽しやすいように見えます。強い性質なのか株立ちになっております。この現物を見た時に、これが「西の麗峰」と呼ばれるものかな、と私は認識するようになりました。

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 こちらは先ほどの写真で左端に写っていた別株の「麗峰」です。同様の外見です。私はめったに訪れることがないこの機会を逃してはならぬと、この大ベテランの方に無理を言い、この株を何とか手に入れたのでした。

 この時、私が手に入れた「麗峰」はその後どうなったかと言いますと、
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 約6年が経過して、現在このような感じになりました。2017年6月撮影です。向きもだいたい同じ位置で撮影してみました。盆栽のように曲がりくねった枝振りですが、年季は入っております。頭(芽)の大きさはやはり小葉と呼べるレベルで、分けつ発芽しやすいのか、頭の数は増えてまいりました。
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 上からの撮影。
 日に強く当てすぎないようにしておりますが、気難しいかと問われれば、「そんなに苦労はしていません。」という回答になります。

まとめ:
 登録時の「麗峰」と「西の麗峰」は違うという声もあれば、同じだという声も耳にします。環境によって外見も変化するイワヒバのことですから、”断定はできない”というのが現状だと思っています。ただ、”西”の麗峰を、”関東”に持ってきても、”西”の特徴はそのまま維持しているみたいだな、というのが今の私の感想であります。

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